亜麻に関わる作家さん

 

先日、リネン作家の小野田さんを取材いたしました。

 

小野田由美さんは、亜麻の栽培・採繊・紡ぎ・織までを一人でこなす職人さんです。僕の知っている限り、国産亜麻を何メートルも織る方は他にいません。

 

もう何年のお付き合いになるのでしょうか。これまで、小野田さんのことは、何度もご紹介させていただきました。また小野田さんにお願いしてイベントも開催してきましたので、皆さんもご存知かもしれません。

 

 

さて、いつも通り、北海道岩見沢市(元の栗沢町必成地区)にある小野田さんの工房にお邪魔した時に、不思議なお話を聞いたのでご紹介いたします。

 

栗沢は、札幌から車で1時間くらいの空知地方にある、農業が盛んなエリアです。工房がある必成地区には、明治の時に滋賀県から開拓の人が入って来て『必成社』という組織が作られました。小野田さんのおじいさんは、その必成社の主監をされていたそうです。

 

必成社では、その頃の多くの開拓組織がそうであったように、農作物をつくり、産業を興すことをしていました。実はその中に、亜麻の事業もあったというのです。(私たちのメーカーの亜麻公社も、平成に入ってから同じことをしています。)

に亜麻工場これは、小野田さんご自身も後から調べて知ったそうです。現在の栗沢支所のところがあり、必成社もここで亜麻事業を展開していたとのこと。たまたま小野田さんが工房を開いた建物のあたりに、明治の頃に亜麻畑があって、小野田さんのおじいさんの組織が、亜麻事業を行っていたということになります。(ただし後にその事業は、帝国繊維が買うことになります。)


小野田さんがこの工房の建物を購入するずっと前、100年くらい前に、おじいさんが亜麻に関わっていたという、とてもロマンを感じるお話でした。

 

 

 

 

 

スタッフ 鈴木